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2013年8月5日月曜日

Windows の時刻合わせ

知人からメンテナンスの依頼を受けてPCを預かってくる度に感じるのは、結構パソコンの時刻に無頓着な人が多いということだ。

僕が依頼を受けるのは大概古いパソコンなので、内蔵電池がへたっていたりで時刻がずれていることがほとんど。数分ずれなんてのは珍しくなく、酷いのは数時間もずれているのもある。
パソコンの時刻がずれていて不都合に気づくのは、写真やビデオを時系列で管理するソフトを使っていたり、家計簿ソフトなどを使っている場合だろう。
しかし、本当にパソコンの時刻が重要になってくるのは、いざパソコンがエラーを出してそのログ(記録)を確認するときだったりする。

そんな前置きはさておき、さっそく本題。
パソコンのスキルのない人には、フリーソフトやシェアウェアで自動で時刻合わせをしてくれるソフトをインストールしてもらうとして、ここからは僕自身の備忘録としての記述。


☆ Windows標準の時刻合わせ機能の修正

Windowsには標準で、インターネットから情報を取得して時刻を合わせる機能があるが、この機能が曲者で、デフォルトで1週間ごとに設定されている。そのためたまにしかパソコンの電源を入れない使い方をしていると、時刻合わせが行われずどんどんずれが大きくなってくる場合がある。

そこでこの時刻合わせの間隔を変更するには、レジストリで変更する必要がある。
今回は備忘録なのであえて詳しい手順は書かないが、下記レジストリ キーの中のSpecialPollInterval 値を変更する。
 

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient

デフォルトでは 604800(10進数)になってるはず。この値は秒単位で指定することになっているので、下記のように変更すれば時刻合わせの間隔が修正される。

7日ごとに更新      :604800(デフォルト。以下いずれも10進数
3日ごとに更新      :259200
1日ごとに更新      :86400
12時間ごとに更新:43200
6時間ごとに更新  :21600
3時間ごとに更新  :10800
1時間ごとに更新  :3600

なお、タイムサーバー(時刻の情報を流している)の場所はデフォルトで
  time.windows.com
になっていて、ドロップダウンリストから他のサーバーを選ぶこともできるが、アメリカやヨーロッパのサーバーばかりでどれも遠い。これだと時刻情報の取得に時間がかかり(タイムアウト)して時刻が修正されないことがある。
そこで、ここを日本のサーバーに変更したいところだが、これは簡単。
先のタイムサーバーのところに
  ntp.nict.jp
を手打ちすればよい。
詳しい説明は省略するが、ntp.nict.jp は日本で最も信頼のおけるタイムサーバーのひとつで、このほかにもいくつかの大学が提供しているタイムサーバーなど、ネットで検索すれば色々見つかるので、試してみるのも面白いだろう。

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