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2012年1月9日月曜日

P2Pとウイルス対策

僕は個人的興味から実験的にμTorrentやBitCometのようなBitTorrentクライアントを使うことがあるのだが、これらのソフトには「ダウンロードが完了したファイルやフォルダを自動的にウイルススキャンする」機能がある。

厳密に言うとこれらのソフト自身がスキャンするのではなく、あらかじめ登録しておいた外部プログラム(ウイルス対策ソフト)に「ウイルススキャンしろ!」と命令するわけだ。
が、この設定の仕方が、BitTorrentクライアントやウイルス対策ソフトの組み合わせによって異なり、また、コマンドラインの知識も必要なためにハードルが高いと感じているのか、或いは「ウイルス対策ソフトを入れていればそれで十分」と思っている人が多いのか、これについて解説されたページがネット上に見当たらない。
そこでとりあえず、自分がこれまでに使ってきた設定を覚え書きのつもりで以下に記す。

設定1
 ○ウイルス対策ソフト:Norton Internet Seculity 2011
 ○BitTorrentクライアント:BitComet 1.25
<記述例>
 パス:C:\Program Files\Norton Internet Security\Engine\18.6.0.29\navw32.exe
 パラメータ:(空欄)
※BitComet では、ウイルス対策ソフトのパスとパラメータを分けて記述するようになっている。
※Norton は、特にスイッチを使わなくても動作してくれる。

設定2
 ○ウイルス対策ソフト:Norton Internet Seculity 2011
 ○BitTorrentクライアント:μTorrent 2.2
<記述例>
 "C:\Program Files\Norton Internet Security\Engine\18.6.0.29\navw32.exe" "%D"
※μTorrent では、コマンドラインパラメータを一気に記述する。また、ファイル名やフォルダ名に「半角空白」が入っているとパラメータの区切りと間違えるため「"」(ダブルクォーテーション)で括る必要がある。
※「%D」はμTorrentのDLフォルダを示すパラメータである。

設定3
 ○ウイルス対策ソフト:AVG Anti-Virus Free Edition 2012
 ○BitTorrentクライアント:μTorrent 2.2
<記述例>
 "C:\Program Files\AVG\AVG2012\avgscanx.exe" /scan="%D"
※「avgscanx.exe」は、AVGのコマンドラインプログラムであり、「/scan=」はそのスイッチである。ちなみにコマンドプロンプトで「avgscanx.exe /?」とすれば、他のスイッチも確認できる。
※「avgscanx.exe」はコマンドラインプログラムであるため、スキャン結果はAVGメインウィンドウの履歴で確認する必要がある。


補足
 ○ウイルス対策ソフト:AVG Anti-Virus Free Edition 2012
 ○BitTorrentクライアント:BitComet 1.25
の組み合わせでは今のところうまくいっていない。おそらくスイッチ「/scan=」と引き渡されるターゲットパスの間に「半角空白」が入ってしまうのではないかと推測している。

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